矯正歯科治療
矯正歯科治療とは
矯正歯科治療は、乱れた歯並びや咬み合わせを改善するための治療です。専門の矯正装置を使って、歯を正しい位置にゆっくりと動かしていきます。
矯正歯科治療の目的には、見た目を美しくすることだけでなく、咬み合わせの調整による機能性の向上があります。歯並びを矯正することによって、笑顔に自信が持てるようになりますし、虫歯・歯周病・口臭・歯並び・咬み合わせが悪いために付随しておこりうる症状やリスク(顎関節症など)の予防にもなります。
矯正歯科治療は、「子どもの治療」と思われがちですが、年齢に関係なく行えます。
矯正治療中の見た目を気にする方は、透明なマウスピースを使った「インビザライン」の矯正治療も行っていますので、お気軽に当クリニックまでご相談ください。
当院で取り扱っている矯正器具 インビザラインのメリット・デメリット
メリット |
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マウスピースが透明で目立たないため、装着していることがわからず、見た目にストレスを感じさせません。 |
取り外しが可能なため、いつでも簡単に歯のお手入れができ、口腔内を健康な状態に保つことができます。 |
3次元治療計画ソフトウェアを通じて、治療開始から完了に至るまでの歯の移動を、コンピューター画面上で画像および動画として確認することができます。 |
金属製のワイヤーやブラケットを使用しないため、治療期間中に装置が脱落するなどの緊急性を要することがありません。 |
抜歯せずにできるケースが多いです。 |
デメリット |
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毎日、長時間の装着が必要となります(1日20時間以上)。 |
全ての症例に対応が出来るわけではありません。 |
患者様自身の意志に頼る部分が多くなります。 |
インビザラインとは
インビザラインとは、アライン・テクノロジー社が開発したマウスピース型の矯正治療システムです。
1999年にアメリカの矯正歯科医師を対象に提供をはじめて以来、今では世界80か国以上で提供され、340万人を超える患者様が治療を受けられています。 (2015年9月現在)
インビザラインの治療スケジュール
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STEP1 無料カウンセリング
患者様の歯並びに関するお悩みや矯正に対するご希望などをうかがいます。
また、必要な処置や治療方法など矯正歯科に関する全体的なご説明をいたします。 -
STEP2 精密検査
口腔内診察、レントゲン撮影、写真撮影(顔や口の中)、矯正装置(アライナー)を作製するための歯型取りを行います。
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STEP3 治療計画の説明
精密検査の結果を基に、具体的な治療計画(治療法、スケジュール、費用など)をご説明いたします。
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STEP4 矯正装置の完成&治療開始
治療計画に基づいて矯正装置(アライナー)を作製いたします。
食事と歯磨きの時間を除いて、1日約20時間装着をしていただきます。 -
STEP5 矯正装置を交換
患者様自身で2週間ごとに矯正装置(アライナー)を交換していただきます。
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STEP6 経過のチェック
月に1度のチェックを行い、最終ステージまで経過を診ていきます。
インビザラインのメリット・デメリット
精密検査・診断料 | ¥55,000(税込) |
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インビザライン i7(部分矯正) | ¥330,000(税込) |
インビザライン lite(軽い症状) | ¥495,000(税込) |
インビザライン Full(上記以外の症状) | ¥913,000(税込) |
※月に1回程度の通院調整料\5,500(税込)が別途かかります。
※矯正治療後の後戻りを防ぐ保定装置(リテーナー)片額\22,000(税込)が別途かかります。
※価格は全て税込表示です。
矯正歯科治療が必要な歯並び
一口に「歯並びが悪い」といっても、その症状はさまざまで、原因や治療法もそれぞれ異なります。以下に、代表的な症例をご紹介します。
過蓋咬合(かがいこうごう)・受け口
上顎の前歯が下顎の前歯に折り重なっている状態です。その逆のパターンは「受け口」と呼びます。過蓋咬合・受け口の場合、発音が悪くなることもあります。
開咬(かいこう)
口を閉じても、上下の歯の間に隙間ができてしまう状態です。前歯でうまく噛むことができません。
ガチャ歯(叢生)
上下の歯がでこぼこに生えている状態です。上下の歯が、うまく噛み合いません。
出っ歯
上の前歯が前方に傾いて生えている状態です。程度がひどい場合には、口を閉じても歯が見えることもあります。
上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)
上下の歯が、ともに前面に突き出している状態です。唇が閉じにくく、歯で唇を切ることもあります。
咬合診断器を使用した症例紹介
※画像をクリックすると拡大表示されます。
多くの歯が欠損しているため噛み合わせる位置が定まりにくい状態です。
インプラント治療を行う事によって噛み合わせる位置が定まり、理想の咬合(噛み合わせ)を作ることができました。
咬合診断器を使用した症例紹介
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Before:一部天然歯が欠損し、残っている奥歯も、しっかりかめない状態でした。
After:保存できない歯を抜歯し、インプラントで奥歯を再構築し、かみ合わせ診断にもとづいた理想的な咬合をつくります。摩耗した歯はセラミックで美しく機能的に修復しました。
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Before:顎の関節の動きに制限があることがわかります。
After:かみ合わせ治療により、顎の動きがたいへんスムーズになりました。
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Before:治療前は口腔内にさまざまな病的要因がありました。
After:かみ合わせ診断・歯周病治療・インプラント・審美修復などを組み合わせることで、機能的・審美的に理想的な状態に近づくことができました。