根管治療における、自費と保険の違いについて

歯科コラム Column

根管治療における、自費と保険の違いについて

根管治療における、自費と保険の違いについて

病院や歯科医院での治療において、保険治療と自費治療があります。自費治療だと特別で、必要以上の治療のため高額だというイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。確かに歯科治療において日本は海外に比べ保険治療では不十分な場合もあり、自費でやらざるを得ないケースも多く存在します。

根管治療にも保険治療と自費治療があります。治療費をおさえて治療を行ないたい場合は、多くの方が保険治療を検討されるでしょう。しかし、保険治療だと完治までの時間が長くかかってしまいます。1回1人15分ほどの治療なので、繰り返しの通院が必要になるためです。根管治療になる場合は痛みや腫れが非常に強い状態のため、治療に時間がかかることが人によっては苦しいかもしれません。また保険治療は、精密な処置が難しいという点もあります。保険範囲内だと、機器や材料などが限定されてしまうからです。そのうえ、被せ物の精度も低くなってしまいます。したがって根管治療を保険治療で行なう場合は、再発率が50%といわれています。

結果的に繰り返しの治療が必要になり、コストがかかってしまうことを考えると始めから自費治療にしたほうがよいケースもあります。さらに根管治療を再治療することになると、必然的に抜歯のリスクも高まってしまいます。そういった理由から、自分の歯を守るためにも自費治療を選ばれる方もいらっしゃいます。

自費治療で気になるのが、その治療費でしょう。患者様の症状によりますが、5万円~20万円ほどが相場となっています。その代わりに精密機器や最新機器を使っての治療が可能になり、被せ物の精度も高くなります。根管治療の精度は被せ物の精度ともいわれるほど、被せ物は重要です。土台の歯にしっかりと合った被せ物をすることで、再発防止につながるからです。自費治療で適切な治療を行なうことにより、根管治療の成功率が高くなります。このように自費治療では時間や機器等の制限なく、患者様にぴったりの治療を行なえます。お口の健康は、全身の健康にもつながっていますので、しっかりと理解して必要に応じた治療を受けることをご検討ください。

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