インプラントにおける国内外の事情と歯科医師の見分け方

歯科コラム Column

インプラントにおける国内外の事情と歯科医師の見分け方

インプラントにおける国内外の事情と歯科医師の見分け方

日本の歯科治療では、保険診療が選択されるケースが多く、インプラント普及率はまだまだ低いのが現状です。しかし、アメリカやヨーロッパなどでは積極的にインプラント治療が行われており、より難しい症例でも対応できます。本コラムでは、国内外における「インプラント普及率」や「技術力」について紹介します。信頼できる歯科医師の見分け方についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

日本と海外におけるインプラント普及率と技術力の違い

海外と比べて日本のインプラント普及率が低い理由として、インプラント治療に精通している歯科医師が少ないことと、治療費が高額だからといわれています。海外と日本で普及率にも差があり、国民1万人あたりで最もインプラント装着者が多いのは韓国、ついでヨーロッパ諸国となっており、日本は14位です。日本は先進国の中では、ほば最下位レベルです。(2018年ではロシアよりも低いです。)また、厚生労働省によると、歯科疾患実態調査でインプラント装着者の割合は全体の約2.7%程度に留まっています。その理由は、患者の多くが「インプラント治療は怖い」「リスクが大きい」と感じているからです。

さらに日本と海外では、歯科医師が受けるインプラント治療の教育に差があり、それが技術力の差に影響していると考えられています。具体的には日本の場合、インプラント治療の教育は大学卒業後の研修で行われるケースが多く、一方でヨーロッパやアメリカでは、大学のカリキュラムにインプラント治療の教育が組み込まれているケースが一般的です。こうした教育の差が、海外に比べ「難しい症例でも対応できる臨床医」が少なくなっている要因の一つだと考えられます。

インプラント治療で信頼できる歯科医師の見分け方

難しい症例でも対応でき、安心して治療を任せられる歯科医師を見分けたいところです。インプラント治療で信頼できる歯科医師の見分け方は、以下の7つのポイントです。

  • 1. 学会に所属して学術的な活動をしている(日本口腔インプラント学会、日本顎顔面インプラント学会)
  • 2. 症例数(実績)が豊富
  • 3. カウンセリングや問診から丁寧に対応してくれる
  • 4. 歯科用CTなどで検査したうえで治療を行っている
  • 5. インプラント治療の設備が整っている
  • 6. 衛生管理を徹底している
  • 7. 治療後のアフターケアが充実している

インプラント治療を行っているからというだけで、治療を受ける歯科医院を決めないでください。インプラント治療の成功率を高めるのは「知識」「技術力」「実績」です。実際に十分な経験を有し、実績の多い歯科医師に治療を任せることで、ネット上に見られる不安の多くは解消できるでしょう。ちなみに、インプラント治療を手掛ける歯科医師は年々増加していますが、その中に専門医等を取得した先生はたったの7%未満と言われています。結論として、全てのインプラントを手掛ける歯科医師が、全ての症例を手掛けられるのかといわれるとできないのです。

インプラント治療を考えている方は、まずは適切な診断を行うためにもMMデンタルクリニックにご相談ください。

Q1 なぜ日本人はインプラントに対し否定的な意見が多いのでしょうか。
A1 前述しましたが前述しましたが、一部のインプラント治療を手掛ける歯科医師が起こしたトラブルが多く、一時社会問題になってしまったことに理由があります。やはり、十分な治療の質が担保されていないインプラント治療により、一部の方々を不安に招く結果になっています。
Q2 インプラントの普及率がなぜ海外と国内では違うのでしょうか
A2 一般的にはインプラント治療に対する、考え方や費用の違いが大きいとされています。ほとんどの国では保険が適用されず、多くの場合はインプラント治療が第一選択肢として選ばれています。インプラント治療は民間の医療保険適用はシビアで、インプラントが選ばれづらいということが要因としても考えられます。
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